本当にお守りになってくれたブレスレット

- Category - 誕生石の思い出

遠距離で長くお付き合いしていた彼と結婚することになったとき、

仕事のことやこれからの生活のことなどを決めるためにいろんなことがありました。

彼はイギリス人のため、私が先方に行って生活するためのビザの申請手続きは

恐ろしく複雑でお金もかかるものになりました。

 

仕事のこと・今後の生活のことなどストレス満載だったときに

母がプレゼントしてくれたのが水晶のブレスレットでした。

「本当はお嫁入り道具の一つとして数珠を用意するんだけれど、あなたは外国に嫁ぐから」

と言ってブレスレットにしてくれたのです。

 

水晶は私の誕生石でもありますが、まだ何も手に入れたことはありませんでした。

高品質の水晶のブレスレット、というと気軽なアクセサリー屋さんでは扱いがなく

なんと仏具屋さんで見つけてくれたものです。

さすがに昔から貴石は数珠をつくるために使われていることもあってか、

最近はブレスレットタイプのものも多く扱いがあるのだそうです。

アクセサリーというと宝飾店だけに目がいきますが、

案外意外なお店にいいものがあったりするのだなと思います。

 

ひんやりとした水晶はキラキラと光を反射して、つけていてもお洒落です。

不思議なことに石の冷たさと光を反射する輝きは、イライラした心を静めて落ち着け、

冷静に物事に取り組めるような気持ちにしてくれました。

 

彼と手続きのことでいろいろと話をし、役所に書類を申請したものを

指定の翻訳業者に持ち込んで仕上げてもらう。

一見単純に思える手続きもひとつひとつこなすのは大変でした。

全て完璧に用意したと思っていたのに不備だといわれてビザがもらえなかった、

という話もたくさん聞くものですから本当にストレスがたまりました。

でもそういうときにふと手元に目をやってブレスレットに目が留まると、

「大丈夫。きっと大丈夫」と励ましてくれているように感じました。

 

煩雑な手続きの最中にパートナーと大喧嘩になって別れてしまう人も多いそうですが、

私達にそういうことはありませんでした。

自分がイライラしていないと怒りを相手にぶつけることがありません。

もちろん手続きの結果はすべてうまくいきました。

水晶のブレスレットは身につけていると自分の体温になじんで温かく感じます。

ところがイライラが高まってくると逆に冷たく感じるのです。

まるで「少し落ち着きましょう。」と警告をしてくれているようです。

 

もちろん、これは私の思い込みかもしれません。

でも、すぐそばに言葉でなく感覚で「よし、大丈夫」と励ましてくれる

「お守り」があるのは本当に心強いものです。

気がつくと無意識にブレスレットに触れて石の硬さと冷たさを感じ、

光を反射させて輝きに見入っていることがあります。

ほんの一瞬ですが、次の瞬間には「よし、やるぞ。」という気持ちになるのです。

 

よく、誕生石のパワーストーンの購入は自分の目で見てピンと来たものにするといい、と聞きます。

でも私は自分で選んでいなくても、自分の手元に来たものはすべて

「縁があって私のために働くためにやってきてくれた」と考えています。

愛して身につけることで、本当に効果があるものなのだと思っています。



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